「お腹が抜けているよ!」
先生から注意されら あなたは何をしますか?
お腹を締める 引っ込める
もしくは引き上げる
だいたいこれですよね
抜けている = お腹が前に出ている
→ 引っ込める!
でも この方法だと苦しいし(息ができない!)
身体に変な力がはいりませんか
それに 思ったほど引っ込まなかったり
またすぐに抜けてしまったり・・・
さて どうしましょう
こんにちは
あなたの動きの可能性をひらく
踊るアレクサンダー・テクニーク教師
ダンス・キラメキストのさちこです
お腹(体幹)って 肋骨と骨盤の間に
”風船”が入っているようなものなのです
風船はどこかを押したら
別の場所がふくらみますよね
(ポリ袋を膨らませて試すとよくわかります)
お腹も同じで 前に抜けるということは
どこかから押されているのです
どこから?
●上から押されます
姿勢が崩れて(つぶれて)
肋骨が骨盤の方へ落ちていくと
上下の骨にはさまれて前に出ます
その姿勢になってお腹を引っ込めてみたら
・・・難しいですよね
●後ろから押される
背中の 特に胃の裏側あたりを前に押すと
腰椎のカーブが強くなって肋骨が開いたり
(カットしたマンゴーみたいな!)
肋骨と骨盤が上下に離れて前側が広がります
これも”お腹が抜ける”ですね
後ろが縮んだ分 前にふくらむわけです
そのまま前を閉じたら・・これも苦しいです💦
お腹が抜けてしまうとき
出てしまったお腹を引っ込めるのではなく
どこかが押していないかを観察しましょう
気づいたら 押すのをやめましょう
背中を押して腰が反っていたら
押すのをやめて背中の方が広がれば
前側は閉じてお腹は閉じてきます
風船は上下に長くなっているとき
細くなって締まりますよね
肋骨と骨盤の間が離れて胴体が長くなれば
お腹もシュッと細くなりますよ(^^)b
そのためには”キラメク”
楽な首で頭がふわっと高くて
全体がついて行って長く広くなっていること
頭のてっぺんは坐骨の上にあって
頭と坐骨は上下にいつも離れていて
(だから肋骨と骨盤も離れていて)
胃の裏側は 脊椎のカーブとともに
後ろに広がっています
身体にとって自然なこの状態なら
お腹が抜けることはありません
ただこれも 引っ張り上げたり
後ろを広げようとがんばると変な力が入るし
やっぱりすぐに戻ってしまいます
あくまでも
「押すのをやめる」
「落とすのをやめる」
そうすることで インナーにある
腹横筋や内腹斜筋が使われて
結果として腹直筋も使えるようになって
安定した 動ける体幹が手に入ります
筋肉を上手に使うためには
まず骨の自然なアラインメントから
腹筋や体幹のしくみとともに
自然な状態に戻す使い方を
体験しながら手に入れましょう
■踊る身体の骨&コツレッスン <腹筋と体幹>
12月19日 19:30〜22:00 zoom
12月20日 14:15〜16:45 新宿
HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!