力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

お腹を締めてはいけません!

お腹を締めてはいけません!

 

動けなくなってしまうから

身体を痛めてしまうから

不安定になってしまうから

 

力が入っちゃう・・

動きが硬くなってしまう・・

それはお腹の締め過ぎかもしれません!

 

 

こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく

踊るアレクサンダー・テクニーク教師

ダンス・キラメキストのさちこです

 

数日前にこんな記事を書きました

先生が言う「正しい姿勢」にも誤解がある

多くのダンスの先生たちが

「もっとお腹を締めて、引き上げて!」

そう言うでしょう

 

そう言われて生徒がやることは

「ギュッと力で固める」です

 

「お腹を締める」につく形容詞は

グッと締める

ギュッと締める

しっかり締める

 

どれも力をたくさん使いたくなる表現です

だから 必要以上にやり過ぎちゃいます

 

そのせいで 身体中に余計な力みがうまれて

身体を安定させるはずが逆に動けなくなって

やりたいことができなくなってしまいます

 

これじゃ本末転倒!!

 

 

そもそもがんばって「締める」じゃなくて

お腹は「締まる」ものなのです

良いバランスの中にいれば(^^)b

 

 

お腹が抜けているときって

どんな状態でしょうか?

 

A:胴体がつぶれてお腹が出た姿勢

B:腰を反ってお腹が出た姿勢

 

Aはどちらかというと ゆるみ過ぎ

Bはがんばり過ぎのとき起きやすいですね

ダンスではBの方が多いでしょうか

 

どちらにしてもお腹が前に出てしまうので

体幹が弱いからだ!」

そう結論づけられるわけですよね

 

 

ちょっと実験です

立っていても 座っていてもいいですが

頭を後ろに落として(後頭部を背中の方に)

アゴを前に出しながら力を抜きます

 

背中が丸くなって お腹を出したくなりますよね

Aの姿勢ができあがります

 

今度はアゴを引きながら頭を後ろへ

胸が上がってきて 腰を反りたくなりますね

 

一瞬お腹が引っ込むかもしれませんが

すぐ疲れて抜きたくなります

Bの姿勢ができあがりました

 

 

今度は 首の後ろが長くなりながら

アゴの下(首の前側)もリラックスして

胴体の上に ただふわっと頭をのせましょう

自分の目線の高さを見ます

 

胴体の一番下にある坐骨の上に

頭のてっぺんはのっています

てっぺんを一度手で触るといいです

坐骨はかかとの方を向いています

 

さらに頭のてっぺんと坐骨は

上と下に離れていくようにイメージします

(思うだけね)

 

お腹は出てますか?

出ないように締める必要がありますか?

 

 

Aのようにつぶれて お腹がゆるんで前に出ると

「姿勢が悪い」と言われるの

がんばって身体を起こそうとします

そしてやり過ぎます

 

Bのようにそっくり返ってお腹が出ると

腹筋が弱いからと 締めるように言われます

 

でも その”姿勢”になっているのは

もっと上の方(頭)でやっていることが

引き金になっているかもしれませんよ(^^)b

 

そこを変えずに ただお腹を締めたり

引っ込めたりしても

根本的な解決にはならないし

かえって悪い状態を引き起こします

 

 

体幹は 広い意味では胴体ですが

胴体の横隔膜より下の 腹腔エリアのこと

上にある肋骨と 下にある骨盤の間にはさまった

弾力ある風船🎈のようなものです

 

弾力ある風船だからこそ

肋骨と骨盤は 近づいたり離れたり

向きを変えたりしながら動けるわけです

だから自由に踊れます!

 

 

腰が丸くなって肋骨が骨盤の方に落ちれば

風船はつぶされて横に広がります

 

腰が反って後ろから押されれば

やっぱり前に出るしかないですよね

 

脊椎が自然なカーブで長くなっていて

肋骨と骨盤も離れていれば

体幹の風船は細長い筒になります

どこかに飛び出る必要がありませんよね(^^)b

 

 

体幹と脊椎は影響し合っています

 

脊椎のカーブと動きをリードするのは

頭=頭蓋骨 だからこそ「きらめく☆」

 

頭が脊椎の上でふわっとバランスして

全体が長く広くなっていくなら

脊椎は長く自然なカーブを保つことができて

体幹にはほどよい弾力がうまれます

 

 

まず骨の方が自然なバランスにあれば

お腹も自然に「締まってくる」のです

 

無理に締めようとして力を使うと

だいたい外側の筋肉を使ってしまいます

だから動けなくなってしまう

 

 

踊っていて後ろにパーンと脚を上げるとか

思いっきり後ろに反るときは

お腹が抜けてしまったら腰を痛めます

でもそのとき支えてくれるのは

骨盤と肋骨を結ぶ 腹直筋の方なのね

これ ↓

(筋肉guide)

 

体幹をサポートする筋肉と

外側で動きをつくる筋肉

 

しっかり分けて考えたいし

鍛えるときもていねいに行いたいのです

 

そのためにはまず 頭と脊椎と全体の

きらめく関係が欠かせません

 

今年のレッスンは25日の午後がラストですが

年末は30日まで個人レッスンも受け付けています

お休みに入って時間ができたら

どうぞお越しくださいね

 

楽なのに動きやすい!

踊るカラダの使い方

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HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!