力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

お腹が抜けるときに確認したいこと

「お腹が抜けているよ!」

 

そう注意されたときに何をしますか?

 

お腹を締める 引っ込める

もしくは引き上げる

 

だいたいこれですよね

抜けている=前側が開いている

→ 引っ込める

 

でも この方法だと苦しいし

身体に変な力がはいりませんか

それに 思ったほど引っ込まなかったり

またすぐに抜けてしまったり・・・

 

 

お腹って 肋骨と骨盤の間に

風船が入っているようなものなのです

風船はどこかを押したら

別の場所がふくらみますよね

 

お腹も同じで 前に抜けるということは

どこかから押されているのです

 

たとえば上から押されます

姿勢が崩れて(つぶれて)

肋骨が骨盤の方へ落ちていく

上下の骨にはさまれて前に出ます

 

そのままお腹を引っ込めるのは難しいです

 

 

もう一つは後ろから

胃の裏側あたりを前に押す

腰椎のカーブも強くなって前側が開きます

後ろが縮んだ分 前にふくらみます

 

そのまま前を閉じたら苦しいです

 

 

 

お腹が抜けてしまうときは

どこかが押していないかを観察しましょう

気づいたら 押すのをやめましょう

 

 

風船は上下に長くなっているとき

細くなって締まります

 

そのためには”キラメク”

楽な首で頭がふわっと高くて

全体が付いて行って長く広くなっていること

 

頭のてっぺんは坐骨の上にあって

頭と坐骨は上下にいつも離れていて

胃の裏側は 脊椎のカーブとともに

後ろに広がっています

 

 

身体にとって自然なこの状態なら

お腹が抜けることはありません

 

ただこれも 引っ張り上げたり

後ろを広げようとがんばると

やっぱりすぐに戻ってしまいます

 

あくまでも

「押すのをやめる」

「落とすのをやめる」

 

そうすることで インナーにある

腹横筋や内腹斜筋が使われて

結果として腹直筋も使えるようになって

安定した 動ける体幹が手に入ります

 

 

腹筋や体幹のしくみとともに

自然な状態に戻す使い方を

体験しながら手に入れましょう

 

■骨から学ぶ! ダンスに役立つ身体のしくみ

<腹筋と体幹

・12月10日 11:15〜13:45 スタジオ

・12月15日 19:30〜22:00(zoom)

・12月16日 14:15〜16:45 スタジオ

 

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!