力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

重力があるから・・・

重力があるから・・・

 

重くて姿勢が崩れる

身体が落ちたくなる

身体を起こして保つのに力が必要

 

なんか重力が悪者になりやすいけど

重力って すごく大事なんだな〜と

思わせてくれたのが

先日の『ヒューマニエンス』

 

宇宙体験がテーマでした

そこで宇宙飛行士の野口さんが語ったこと

 

無重力空間では 上下関係がなくなる」

 

重力がないと ふわふわ浮いていて

くるくると方向が変わってしまう

身体的には 頭の方向が上で足が下だけど

空間的にはどっちが上とかがなくなります

そういう場所で過ごしていると

人間関係でも上下がなくなっていくそうです

面白いですよね!

 

”上下”という概念そのものが成立しないから

空間だけでなく 他のことでも

上下を考えなくなっていくのでしょうか

 

そう 重力は私たちに方向を教えてくれます

床に足がついているから

「こっちが下」ってわかります

逆が”上”

 

実際にボディマップを描くデータには

平衡感覚も入っています

上下が決まらないと 

どっちに動いているかわからないし

どんな姿勢になってるかもわからない

定義づけができないのですね

 

 

さらに面白いことに

無重力空間にいるとドーパミンが減って

やる気がなくなるというか

穏やかになるのだそうです

 

でもそこに 少し刺激を加えてあげて

何かに意図せず触れるようにすると

刺激に反応してドーパミンが戻るんですって

 

だから 重力があって

地に足がついている刺激を感じると

イキイキしてくるのですってよ

踊りたくなっちゃうのもそうかもね(笑)

 

接触刺激(皮膚感覚)も

地図を描くときの大事な要素です

自分の身体でも 皮膚同士がどう触れるか

どこに圧力がかかっているかで

どんな体勢になっているかをキャッチします

 

さらに何か自分以外のものに触れることで

「私」を知ることができます

私が今どこにいるかを知ることができます

 

重力があるから

上下がわかって

身体の地図が描けて

私がわかります

 

重力があるから

床からのサポートをもらって立てます

上に伸びていけます

無重力では床を押したら飛んでっちゃう(笑)

 

重力ってほんと 大事ですね〜☆

 

 

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!

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