昨日のこちらの記事の補足
腕だけでなく 身体のどんな動きも
全体がつながりながら
でも 順番に動きが起きています
「順番に」って大事なのです!
ほら 電車だって先頭車両から
順番に続いていくから安全に走れます
もし後ろの車両がスピードアップしたり
いつまでも動かなかったら
途中が詰まって脱線しちゃうでしょ
道路だってそうです
赤信号が青になったら
先頭から順番に走り出します
いつまでも止まってたら ビッビー!
後ろからクラクション鳴らされますよ
腕の動きには法則があります
「肩甲上腕リズム」
(ググると画像や動きの映像がいっぱいあります)
ざっくり言うと
腕の上腕骨と肩甲骨の動きには
2:1のバランスで動くという法則
腕を横に上げるとき
30度くらいまでは肩甲骨は動きません
もっと上げるには
肩甲骨が一緒に動く必要があります
90度まで(肩の高さに)上げると
肩甲骨は30度 上方回旋します
つまり上腕骨の動きは60度
120度まで上げると 肩甲骨は40度
だから2:1の比率です
腕の方が動きが倍速いですよ!
(こんな感じ)
これが自然のリズム
上腕骨の動いた分だけ 肩甲骨が動きます
肩甲骨を意識していると周辺の筋肉が緊張して
ブレーキをかけてリズムを崩します
先に動かそうとすると 不自然なリズムになります
「動きが硬い」ってなります
ブレーキをかけたまま腕が上がれば
肩甲骨は回旋することができずに
ただ上がってしまいます
そうすると 首が短くなって
「肩が上がってる!」
注意されちゃいますね(^^;
このリズムで自然に動くためには
背面の筋肉がリラックスしていて
余分な緊張がないことが大切です
特に前に上げるときは
背中からのブレーキが強くなりがち!
横のときより肩が上がりやすいです
そのためには
・頭がふわっとバランスできるような
首の楽さがあること
・腕は自然に身体の”横”にあること
・肩甲骨の間が楽で広いこと
・背中全体が長く広いこと
・指先が動きをリードすること
指先がリードっていうのは
あやつり人形とかをイメージするといいかも💡
あやつる紐や棒は手についていて
手が動いて 腕全体がついていって動く
そんな感じ(^^)b
全体が楽で自然なバランスにいて
「腕を動かそう」としないでいると
腕は長くしなやかに
きれいに動いてくれるのです♪
(実はここすご〜く大事!)
身体はいつでもそうやって動きたいし
動けるデザインとシステムがあるから
あれこれと邪魔しないで
自然に動ける状態を作ってあげる
それだけなのね💖
でも・・・
つい何かをやりたくなっちゃうでしょ
そこが練習なのです
アレクサンダー・テクニークを使って
あなたの身体に合った自然な動きを
取り戻していきませんか
動きを通して自然な動きを見つける
まず身体のしくみから学ぶ
どちらもお勧めです
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