力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

先生も勘違いはあるし、言っていることをやってないかもしれない

姿勢や動き方についてダンスの先生が言うことは

先生の感覚を言葉にしたに過ぎません

 

でも 自然に動けちゃってる先生は

実際にはあまり感覚はないんです

 

とはいえ 生徒に説明しないといけないから

一生懸命に感覚を探して

やっていることや形を言葉に表現します

 

今日の生徒さん(ベリーダンスの方)が

言われていたのはこんなこと

 

「肩甲骨を下げることでかかとに重心がのる。

 胸は広くしておく。

 腕は背中側(肩甲骨)から安定させる。

 背中は少し縮む感じにするとお尻が上がる。」

 

イメージはわかります

ベリーダンスっぽい姿勢になります

 

言われる生徒の方は これをがんばります

必要以上にこれをやろうとします

ちゃんとやらないといけないと思うから

 

 

でも たぶん先生が実際にやっていることは

そんなに背中も縮めていないし

肩甲骨もそれほど下げていないと思うのです

 

だって全力でこれをやったら動きにくいです

 

先生の使っている力が10%くらいでも

言葉を聞いてやる生徒の方は

何倍もの力でがんばっているでしょう

そもそもこの言葉には

「どのくらい」という目安がありません

 

必死にやるほど動きにくくなるし

首や腰も痛くなると思います

思うように動けなくて困ってしまうでしょう

 

 

先生は 表現をもっと繊細にしてほしいし

生徒は 言葉を聞くだけでなく

先生の動きをよく見てほしいです

 

先生が「背中をまっすぐに」と言っていても

自分はそうしていない場合もあります

逆に「もっと背中も広く」って言いながら

自分は縮めてしまっている先生もいます

 

生徒の側に見る目があればいいですが

見たものをマネてしまう可能性大ですから

 

先生は自分がどんな動きをしているか

言っていることを本当にやっているのか

自覚している必要がありますね

 

 

先生が 形に囚われている場合もあります

ダンスは海外から入ってきていますが

日本人とは骨格のバランスが違うし

身体の大きさや筋肉のつき具合も違います

 

例えばベリーダンスのスターダンサーさんは

身体にも厚みがあって全体的にメリハリボディです

胸も大きいし お尻もパンと出ています

その身体で踊ることの魅力はたしかにあります

 

でも 薄い身体の人がそれをマネしようとして

胸を突き出したり 腰を反ってお尻を上げるのは

まったく意味がありません

だって 彼女たちは突き出してないですもん

自然なラインがあれなだけ

 

もし冒頭の先生の注意が

このラインを作ろうとしていて出た言葉なら

生徒の身体を無視した指導になります

 

胸やお尻なんて パッドで盛ったらいいんです

 

他のダンスでもこういうのってありますよね

 

憧れのダンサーに近づきたいのはわかります

それをお手本にするのもかまいません

 

でも 身体はそれぞれ違うのです

できるのは 自分の身体を最大限に活かして

自分らしい表現を磨くこと

 

先生は 生徒の身体を尊重して

魅力を引き出す指導をしてほしいし

生徒のみなさんも 自分を大事にして

自分のダンスを磨いてほしいものです

 

今日はとりとめもない独り言でした

 

 

あなたがあなたらしく踊れるように

もっている可能性を開いて イキイキと踊れるように

身体を痛めずにずっと好きなダンスを続けられるように

 

私はいつもそう願ってレッスンをしています💖

 

何か困ったとき 悩みがあるときは

いつでもレッスンにお越しくださいね

 

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HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!