骨盤を上下に動かしたい
「ベリーダンスって ちょっと特殊な動きをするので
大腰筋を使い過ぎてしまうと思うんです」
こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく
踊る! 身体のコツ&骨トレーナー さちこです
これは先日のレッスンの時にあった質問です
例えばこんな動き・・と言ってやってくださったのが
骨盤を上下に動かすことでした
「大腰筋を使いすぎないためには
他にどこを使えばいいですか?
どんなエクササイズをしたらいいですか?」
”何をしたらいいか”
普通はそう考えますよね
でもアレクサンダーテクニークですから
違う角度から見ていきましょう
”何がやりたい動きを邪魔してるのかな~?”です
やりたいことは
・骨盤は横に振らずに縦に上下する
・全体はまっすぐを保ってグラグラしない
・今回はかかとを上げた状態で骨盤を動かす
骨盤は 膝を曲げていた方が動きやすいのですが
今回はかかとを上げて膝も伸ばしています
まず実際の動きを拝見します
どこを動かそうとしているか尋ねると
股関節のあたりを指しました
そのあたりに手をタテに置いて
上下の動きを示してくれました
さて この動きは骨盤の左右の部分(寛骨)が
上下にズレるように動くわけではありません
そんなことになったら大変ですよ!!
彼女もそうは思っていなかったのですが
手があったのは大腰筋のあたり
「大腰筋を使い過ぎている」ことと関係ある?
ちょっと気になりますね
この動きは 脚(大腿骨)に対して
股関節で骨盤が外屈・内屈することであり
動いているのは腰椎です
上がった方の側の脚は持ち上げられ
骨盤は肋骨に近づきます
ということをふまえて・・
<プラン1>
動かそうと考える場所を変えます
股関節から骨盤の上の端へ
股関節は動きの支点となる場所です
大きく移動しているのは 骨盤の上の端ですね
動かしやすさに変化が起きました
<プラン2>
立つことのプランを変えてみました
特にかかとを上げて立つ時です
しっかり立とうと思う時 上に引き上げたくなりますよね
その「上」はどっちかな?ということ
上って思うと 無意識に後ろに行きたくなってしまうのです
構造的に アゴはすぐに上がってしまうから
かかとを上げようとするとこの傾向が強くなり
結果 股関節を前に押していました
これでは股関節はうまく動いてくれません
首が楽で自由になった頭が
頭の前側にはアゴがぶら下がっていることを思い
自分では少し前かなと”感じる方向”にいくのに
ついていってもらいました
頭を前に出すわけじゃないですよ
本当の意味での”上”に全体が長くなっていくと
軸が整うので 全体が安定します
だから 力でがんばる必要がなくなって
結果として 骨盤も動きやすくなりました(^_^)
こうやって文字で書くと
「へ~ そんなこと?」なのですが
自分一人でやろうと思ってもなかなか上手くいきません
「自分はまっすぐ上にいっているつもり」
その感覚が 必ずしもあてにならないのです
感覚って相対的なものだし 瞬時に変わってしまうものです
無意識にやっている緊張は
”無意識”ってくらいですから 自分ではわかりません
だからこそ 客観的な目が必要です
それがレッスンなのです
動かしたい場所をスムーズに動かせるようになりたい
関係ない場所がグラグラしちゃうのをなんとかしたい
そんな方は どうぞお待ちしております
【テーマWS「動かしたい場所だけ動かしたい!」】
3月26日(土) 11:15~13:45 新宿マイスタジオ6C
【身体を活かす使い方】
3月23日(水) 14:15~15:45
3月28日(月) 19:15~20:45
【身体を活かす使い方 4月~】
4月4日(月) 16:15~15:45
4月11日(月) 19:15~20:45
4月13日(水) 14:15~15:45
すべて新宿マイスタジオ6C
4月からは3つのクラスでそれぞれ月に2回です
継続して学べるお得なコースもあります
【踊る身体の骨&コツレッスン 1Dayワークショップ】
4月30日(土) 12:30~18:30 新宿マイスタジオ5C
☆3月末までのお申し込みは早割!
すべてのご予約&詳細は こちらからどうぞ
https://reserva.be/atdanceyoyaku
HP:AT Dance ~踊る身体のコツを知る!