今年も3月11日が過ぎていきました
5年前はまだ会社に勤めていました
早々に歩いて帰宅し テレビを見て愕然としました
あれから5年過ぎて 何か変わったのでしょうか
たくさんの名も無い庶民たちの犠牲をもって
私たちに問題提起してくれたというのに
そこから学んで新たな方向をめざすのではなく
また元いたところに戻っていこうとしている
たくさんの痛みを体験してもなお
同じことを繰り返してしまう
新聞に式典での陛下のお言葉と
安倍首相の式辞が出ていました
天皇陛下のお言葉にくらべて
安倍さんの式辞の形式的な響き
”心が寄り添っているかどうか”
その違いは明らかにわかります
もちろん国の運営というのは
全員の声を聴いていてはやりきれないでしょう
庶民の声は 大きな企業の声にかき消されて
彼の耳にはあまり届かないのかもしれません
私は天皇という位を崇める気はありませんが
人間としてのお2人の生き方は美しいです
御所は今も節電に努めていると聞きました
少しでも寄り添っていこうという想いには
いつも頭が下がります
ほんの小さなことであってもいいのです
ただ忘れないでいること
そして 気持ちを寄り添うこと
できることを 何か一つ続けること
我が家は一人なので 居る場所だけ電気をつけます
エアコンは最低限で過ごします
この文章を書いている日曜日の夕方
今もエアコンはついていません
一枚余分に羽織ってひざ掛けでもしていれば十分です
乾燥しないし お財布にも優しいです
少しずつ
今までとは違う選択をしてみる
建設的で
意識的で
安心・安全で
自分に優しい選択
それは 自分を見つめ直すことでもあります
「本当に必要なことは何か」
いつも自分に問いかけていきたいですね