力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

やっぱりスーパースターは貫禄あります

先日『スーパースター・ガラ』の公演を

上野に観に行ってきました

 

マニュエル・ルグリをはじめとした

バレエ界のベテランと現在のトップたちが集結した

圧巻のステージを堪能しましたよ💖

 

 

 

ヌニェス&ムンタギロフの『黒鳥のパ・ド・ドゥ』

ガラではお馴染みの演目でスタート

 

まぁ圧巻ですよ!

音はゆっくり目で さらにそれをたっぷり使って

指先までていねいに伸ばしきる

たっぷり過ぎて笑っちゃうくらい

なのにまったくブレないお二人

安定感とコントロール抜群です

 

続いてマチュー・ガニオ『月の光』

ドビュッシーの美しい曲ですね

彼はバレエ的な型の美しさを見せる方が得意

新作でもあり 表現の意図はちょっとわからなかったけど

とても美しい月の光でした

 

パブレンコ&コルスンツェフの『スパルタクス

これは振り付けがイマイチだったせいか

単調で面白みに欠けました

 

そんな気分をぶち破ってくれたのが

オシポワ姐さんの『Ashes』

かっこい〜!!!

それしかない(笑)

気持ちいいくらい身体が動きます

 

続くマルティン&バナの『Medea Mother』

メデアといえば ギリシャ神話ですね

意図はわからなくても 

二人の有り様から目が離せなかった

そこに存在するだけで見ちゃう

 

前職でロイヤルのDVD出してた時に

めっちゃお気に入りだったワトソンくん

『インポッシブル・ヒューマン』というポップス

これも意図はまったくわからないけど

彼の動きは軟体動物だな

とても40代半ばの男性とは思えません

 

アバニャート&ルグリ『Arbakkinn』

雰囲気は素敵な作品だけど

突然終わっちゃった感・・

でもルグリのサポートの上手さが際立ちます

 

ザハロワ様の『瀕死の白鳥』

どこまでも美しく 格調高い白鳥でした

 

休憩はさんで後半

 

パブレンコ&コルスンツェフの『シェヘラザード』

こちらは良かったです

素敵だったんだけど 

前の人の頭がちょっと邪魔で・・

 

マルティン 『Limbae』

これはまた 目が離せないダンスでした

スパニッシュです

やっぱり存在感がハンパない

 

アバニャート&ガニオ『病める薔薇』

作品を知らないと なんともですが

雰囲気や動きは美しかった

ただ ガニオがクール過ぎて・・

 

オシポワ&ワトソン『Ambar』

この二人だと何でもできそうですね

わからなくても動きを見ているだけで

は〜ってなっちゃう(笑)

 

ザハロワ&バナ『Digital Love』

ザハロワはザ・バレリーナだけど

現代作品もいけるから素晴らしいよね

バナは黒 ザハロワは輝く衣装で

まるでバナが黒子でザハロワを踊らせてるかのよう

とても面白かったです

 

ヌニェス&ムンタギロフ『ドン・キホーテ

またまたバランスやリフトも たっぷり見せてくれて

やっぱりガラの最後はこれよね!って感じ

ただこれはもうちょっと軽快でも良かったかな(笑)

 

 

さて 本当の最後はルグリ様

『The Picture of・・・』

58歳のルグリの”今”ということか

ダンサーだな

そこに居て 小さな動き一つでも

彼はダンスになるから

 

 

やっぱり本当にトップにいる人たちは

テクニックはもちろんあるけど

そこに居るだけで空間を満たし

表情が見えない距離でも想いが見える

そういうところにある気がします

 

もちろん身体の使い方は素晴らしい

ルグリ様なんて 私が知った頃は40歳近いけど

その後もケガの話は聞いたことない

 

そう 使い方が無理なく

身体を活かして踊っている人たちは

ケガや故障が少ないです

 

だから長く活躍できます

その年齢や体力に合った作品に変わってはいるけど

その年齢だから表現できることもたくさんあります

 

でも身体痛めて引退しちゃったらそれはできませんね

 

ベテランたちの妙義を堪能しました💖

 

 

たとえ趣味のダンスであっても

好きなことはいつまでも続けたいですよね

アレクサンダー・テクニークは必ず

そんなあなたの望みを叶えてくれますよ

 

 

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!

https://www.atdance-lesson.com/