力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

動きの邪魔をしないから可動域が広がる ・・ポイントは”ずらし”

可動域を広げて 

もっと動きやすい身体を手に入れるために

 

動きを制限しているものを

ピックアップしたのが前回のお話

 

その中でまず一番に挙げられるのは

 

・筋肉の緊張(力が入っている)

 

動く前に入っている力はただのブレーキだし

動いている最中の力は 過剰なアクセルです

どちらも動きを邪魔します

可動域を狭くします

 

 

試しに 腕にわざと少し力を入れて

そのまま曲げようとすると・・

 

曲げにくいですよね〜(^^;

動きが途中で止まっちゃいます

 

 

可動域を広げるためにストレッチするのは

身体・筋肉が硬いと思うからですよね

ただ努力のわりにうまくいってない

・・・でしょ

 

なぜ思った効果が出ないのでしょう?

 

 

 

だって 力入れてるのって自分だもの

伸ばしても伸ばしても

また力を入れてしまうの 自分で

 

「え〜 なぜ入れちゃうの!?」

 

 

力を入れている自分が”普通”だから

 

力が入っているときの感覚に慣れていて

そうじゃないと変な感じがするのですよ

 

物足りない感じがしたり

不安定な気がしたり

動けないんじゃないかって思ったり

 

それでまたいつものように力を入れて

気づくと動きを邪魔しているのね

 

 

もう一つ

動くときに そこを意識している人

けっこういると思うのだけど

これも力が入って動きを邪魔する原因になります

 

意識を向けると 筋肉ははたらこうとするし

「ちゃんと動かそう」が邪魔になっちゃうんです

 

 

これはつまり・・習慣です

動こうとするときの習慣

 

ただ動きたいだけなんだけど

つい先走って 動く前から力を入れちゃったり

できないと困るからって力を入れすぎたり

ちゃんとやろうと意識していたり

 

緊張で可動域を狭めてしまうわけです

でもそれが自分にとっては”普通” (^^;

 

 

これを解決するためには

パターンずらし戦法がお勧めです

 

いつもと違うパターンに変えてみたり

動きの手順を骨で考えてみたり

すぐに動かないで 一瞬待ってみたり

意識を身体の外に向けてみたり

 

たとえば

 

腕を回す → 指先が円を描く

首を右に傾ける → 左の耳が上がる

動かしている腰を意識 → 窓の外を眺める

 

ずらし方はいろいろあります

筋肉に邪魔をさせない

新しいプランを考えてみましょう

私がお手伝いしますよ(^^)b

 

 

もう一つ覚えておいて欲しいのは

本当に力が入っているのは

「動こうとしている場所じゃないかも」

 

・・ってこと

 

腕の動きが硬いのは

足に力が入っているからだったり

 

プリエが硬いのは 背中の緊張だったり

 

身体は全体がつながっていますから

お互いに影響しあっていますよね

 

良い方にはたらけば

流れるきれいな動きになるし

悪い方にはたらけば

ギクシャクした硬い動きになります

 

 

「え〜 離れた場所じゃあわからない!」

 

でも大丈夫

どんな場合でも止まってしまう

一番の影響力のある場所は決まっています

 

それは

・・・頭

 

頭を止めなければいいんです

シンプルでしょ(^^)b

 

頭がふわっと高いところで動けるように

首が楽になっているなら

筋肉は自然な良いはたらきができます

そして 全体の可動域が広がります

 

 

「頭のことは考えたことがなかった・・」

 

はい、それが普通です

私もアレクサンダー・テクニークに出会うまでは

頭がそんなに大事だなんて知りませんでした

 

この着眼点も「ずらし」ですよね(笑)

 

 

今までやってきたことでは

力が抜けなくて 可動域が広がらない

思うように動きが改善しない

 

そういう方こそ 今までとは違う

”ずらしテクニック”

 

筋肉をストレッチして広げるのではなく

縮める習慣を変えて

動きを邪魔させないことで

可動域を広げていきましょう☆

筋肉の邪魔が減っていくと

ストレッチももっと効果的におこなえます

 

 

■踊るカラダの使い方 アレクサンダー・テクニーク

■骨から学ぶ! ダンスに役立つ身体のしくみ

2月のテーマ <腕 〜肩甲骨と鎖骨の動き>

 

1月29〜31日 福岡ワークショップ

30日はあと2名!

 

 

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!

https://www.atdance-lesson.com/