力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

あぐらで骨盤は開くのか?

自分の身体を動いて学ぶ

「骨から学ぶ! ダンスに役立つ身体のしくみ」

 

今月のテーマは<骨盤>

それで骨盤についてのよく聞くワード

「開く、閉じる」「歪む」

などを少しググっていたのですが・・

 

まぁ出てくる出てくる

怪しい情報がいっぱい(^^;

 

中でも面白かったのは

「あぐらを組むと骨盤が開く」

 

本当にそんなことあるんでしょうか?

 

 

 

これ まったくのガセですね

 

 

あぐら組むことで骨盤が開いて歪む・・

 

そんなことがあったら 昔の武士の人とか

み〜んな骨盤開いて大変ですよ

 

下半身が不安定では立ち回りできません

でも そんなことは全くないですよね

 

坐禅組んでるお坊さんとか

ヨガの行者さんなんて蓮華座ですよ!

開くどころじゃないですよね(笑)

 

こういうのが 女性誌のコラム記事だけでなく

整骨院などの説明にもあるのが

非常に困ったことだなぁと思います

 

しかも 開いた骨盤と閉じた骨盤の説明が

開いてる →女性の骨盤

閉じている  →男性の骨盤

それぞれの図を使っているものもありました

 

女性の骨盤は出産のために幅広ですが

開いているわけではありません

完全に 誤った情報によるミスリードです

 

 

あぐらで骨盤は開きません

 

「太ももが開いているので 骨盤も開いている」

 

そんな文章もありましたが 意味不明ですね

股関節で 大腿骨は骨盤に対して

”外旋&外転&屈曲” しています

 

”骨盤を基準にした大腿骨の動き”なので

骨盤の方は動いていません

あくまでも これは脚の動きです

 

この骨の塊が開いたり閉じたりするって

どう見てもありえないですよね

後ろ側なんて靭帯がガッチリ!

 

 

 

あぐらは たしかに全体の姿勢は崩れやすいです

それは あぐら自体の問題ではなく

その人の全体の使い方に原因があります

 

 

もう一つ面白いこと

 

骨盤が開くと大転子も後ろに回るから

お尻が大きく見えるという説明もありました

 

たしかに大転子は後ろにいきますよ

(股関節から外に出ている”くの字”の部分ね)

外旋(ターンアウト)してますからね

 

でも 外旋で大転子が後ろに回るということは

正面からのお尻は小さく見えます

 

大転子が横に張り出すのは

やや内旋したとき

あらま 逆ですね〜!

 

ちなみに 内旋するとお尻もゆるみます

 

 

てことで!

あぐらで座っていると

骨盤が開いて大変なことになるよ〜

・・っていうのは

誰が考えたかわからない都市伝説です

 

骨盤は開きません

 

 

 

じゃあ 骨盤は動かないんでしょうか?

 

それはね 動きます

ほんのちょっとだけど動きます

特に女性はね

出産をするための機能を備えていますから

そういう時は少し開きます

 

ただ 動かそうとして動くものではないし

大きな力が加わって動くとしても

ほんの数mm程度の小さな動きです

 

 

じゃあ 骨盤が開く&閉じるとか

先生が言っているあれは何なの?

 

 

ざっくり言うと あれは感覚です

 

筋肉の動きであったり

使っていると締まった感じ

ゆるむと開いた感じってことですね

それを 骨盤で表しているというか

イメージしているということです

(本当に動くと思ってらっしゃる場合もあり)

 

 

では 本当はどうなって欲しいのか

どういう動きになったらダメなのか

歪むっていうのはどういうことか

腰が痛くなるのは骨盤と関係あるのか

 

 

そんな骨盤に関するあれこれの疑問や悩みを

動きながら体験&体感して

ご自身の身体で「そういうことか!」を

見つけていただきたいと思っています

 

 

■骨から学ぶ! ダンスに役立つ身体のしくみ

<骨盤のしくみと動き>

5月13日(木)11:15〜13:45 新宿マイスタジオ

5月18日(火)19:30〜22:00 zoom

5月19日(水)14:15〜16:45 新宿マイスタジオ

受講料:8,000円

 

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余分な力を抜いて 骨で立つ&踊るを学ぶ

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踊りやすく痛めない姿勢と動きレッスン 

■踊るカラダの使い方 アレクサンダー・テクニーク

 

5月15・16日 大阪WS

■力を抜いて踊るための基本と応用 5月15日

■緊張をパフォーマンスのエネルギーに変える 5月16日

 

5月29・30日 札幌WS

■力を抜いて踊るための基本とエクササイズ 5月29日

■立ち方とバランス/腕を長く使うために 5月30日

 

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