力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

バレエフェスティバル Aプロ雑感

3年に一度のお祭り

世界バレエフェスティバルが開幕♪

本日初日にさっそく観に行ってきました💖

 

 

こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく

踊るアレクサンダー・テクニーク教師

ダンス・キラメキストのさちこです

 

私 前職がバレエのDVD制作やっていたので

在職時からけっこうバレエ観ています

 

世界バレエフェスティバルは

3年に一度 世界のスターダンサーが集まる

美味しいとこどりのイベントです

なんせ休憩入れて4時間15分

20演目たっぷりです!!

 

ただそのぶんお値段も・・・(^^;

A/B/スペシャルと3公演あるので

お席は5階の最上段

正面なのでけっこう観やすいですけどね♪

 

 

これだけ遠いとね

もちろん顔はわかりません

乱視でブレてるし(^^;

ちゃんと観たいときはオペラグラス使うけど

(使うとピント合うのね)

 

遠いからこそ 存在感というかね

表現力とか そういうものが

すごくわかっちゃうのですよ〜

 

立っているだけでも

ほんの小さな動きでも

その役どころの気持ちが伝わってくる

そういうダンサーもいれば

 

薄いなぁ・・というダンサーもいらっしゃる

 

プリンシパル&エトワールクラスの

ダンサーたちが出演していても・・!です

それが経験というものかもしれない

 

それと きれいに踊ることと

表現することはちょっと違いますね

 

型通りきれいに踊っていても

形式的になりすぎて表現が薄まって

こちらも入っていけないときもあります

 

見応えを感じるダンサーたちは

なんていうか・・・

動きで語っていますね

その語る世界は ちゃんと客席の隅々まで

広がっているのです

 

レッスンの中で

「相手を自分に招待する」

という言い方をしたりします

 

こういうガラ公演だと

全然知らない演目ってあるじゃないですか

しかもコンテンポラリーで

タイトルしか情報が無くて観ている

 

でも その動きを通して何か受け取ります

あくまで私の主観ではあるけど

そこに流れている情感だったり

動きの先に見える景色だったり

 

5階席でもそれが届くんですよね💖

ちゃんと招待されています

 

いろいろと眼福でございました♪

 

 

あ・・でも久しぶりに

お膝をパッツパツに突っ張って

安定感は抜群だったのですが

全体をかなり力で固めているダンサーいました

 

誰とは言いませんよ

でも 私の首も固まりそうでした(^^;

初日だし 気合が入りすぎたのかも?

プロでもそういうことがあるのですね〜

 

 

 

以下 雑感・・・

 

「ディアナとアクテオン」

まずはオープニングの大役

ちょっと緊張もあった感じだけどがんばりました

 

 

今回2曲踊ったアレクサンドル・リアブコ

身体全体にいつも張りがあって(良い意味)

どこを切り取っても美しい

フォトジェニックなダンサーです

 

マリアとの「ソナタ」も

シルヴィアとの「ドン・ジュアンドンファン)」も

素晴らしい作品に仕上がっていました

腕のラインが二人とも美しいです

 

マリア・コチェトコワとダニール・シムキンの「ジゼル」

コチェトコワ好きなダンサーだけど

「ジゼル」はもう少し手足の長いダンサーで観たいかな

 

そういう意味では サラ・ラムとフェデリコ・ボネッリ

コッペリア」をなぜ選んだのか・・・

雰囲気がかなり大人な二人だから

ちょっと違うなぁと 個人的には思ってしまった

サラ・ラムは 知的で色気のある大人の女性が似合います

コッペリアやジュリエットは 少女だから

 

「アポロ」

ダンサーがどうこうよりも

バランシンのこの感じは あまり好みではないようです

 

「瀕死の白鳥」

サレンコも良いダンサーですよね〜♪

ピアノがちょっと気になったりもしたのだけど

音がなめらかすぎても”瀕死”じゃなくなっちゃう?

 

久しぶりのロベルト・ボッレ

相変わらずの踊るギリシャ彫刻💕

踊り自体もサポートも 安定感抜群ですね

お相手のメリッサ・ハミルトンも素晴らしい

今後が楽しみなダンサーです

 

「くるみ」

この二人 まだ若いですね

エトワールにするのを急いでしまったかな

カーテンコールで そそくさと引っ込んで

どうしたのかと思っちゃいました

 

オーレリ・デュポンとダニエル・プロイエット

コンテンポラリーの演目だったけど

・・・すごかったぁ!

頭のてっぺんまでつながっていると

これだけ動きまくっても安定しているし

動きもなめらかで気持ちいい

 

プロイエットは「TeZukA」にも出ていたそうですね

今後も注目したいダンサーです

 

アレクサンドロワとラントラートフは

なんていうか・・・さすがの存在感

ラントラートフはテクニックの安定感も素晴らしい

とてもコントロールされていて

安心して観ていられます

 

タマラ・ロホの「カルメン

お似合いです

お相手のイサック・エルナンデス

こちらも楽しみな若手ですね

 

ベジャール・バレエからはエリザベット・ロス

シンプルな動きで ストーリーのない踊りなのに

観てしまいますねぇ・・!

さりげな〜く踊ってるけど

淡々としている分 実は難しいと思います

 

アンナ・カレーニナ

こちらのハンブルク・バレエのダンサーも

やっぱり動きが美しくなめらかで

身体からの語りが半端ない!ってやつですね

 

「タランテラ」

楽しかったんですよ もちろん

でもあと一歩 外にというか客席に?

届いたらよかったかなぁ

 

楽しみだったフェリとゴメス

でも・・・この曲はいつもヒーリングで使ってる

とても眠くなる曲なのですよぉ・・

半分落ちました(^^;

 

シェエラザード

イメージではもう少し色気のある演目と思っていたので

こはちょっと違ったけど

コジョカルは以前のがっちりがなくなって

ラインがきれいになって良かったですね

とはいえ 手首が折れる腕は私は好みではありません

そして 頭はちょっと含んでいないようです

 

フォーサイスを踊ったセミオノワ

もっとシャープでダイナミックに踊るかと思ったら

意外とそうでもなかったです

彼女のつながりにも頭が入っていなかったかな

 

「マノン」はもっとドラマティックが好きかな

これがオペラ座テイストなのかもだけど

綺麗だけど面白みには欠けました

 

ドン・キホーテ

ミリアムのキトリは音をていねいに

いっぱい使っていましたね

好感持てる踊りでした

 

あくまでも 私の個人的な雑感なので

その点は悪しからずです

 

今回あれ?と思ったダンサーさんも

次のBプロではまた印象変わるかもだし

それがライブというものです

 

だからこそ 「今ここ」にいる「私」

それをいつも大事に踊ること

そして お客様を自分に招待すること