力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体の骨&コツ>

AT Dance さちこのアレクサンダー・テクニーク&マッピングレッスン

動きのキレと声の張りと

今日は歌舞伎座仁左衛門さん
義経千本桜』
片岡孝夫の時代から大好きです
 

 
先日のEテレ『古典芸能の世界』を見て
やっぱり行きたい!と思い
この日しか無理という時間にまだ席があったので
最後の1枚と思われるもの(3階のB席でね)をゲット
 
 
やっぱり存在感が素晴らしい✨
空間を埋める力というのは
誰もが持ってるわけではないです
 
生きている自分の全体で
「今ここ」にいるということと
空間全体と見ているお客様を
自分の地図に含めること
 
彼がアレクサンダー・テクニークをやってるわけじゃないけど
ATを使っているかのような”あり方”と
マッピングが使えているのだと感じます
 
 
息子の孝太郎と孫の千之助も同じ舞台
三代での活躍が感無量な感じですが
その中でもひときわ年齢を感じさせない
キレの良い動きもまた良し
声も通るし聴きやすい
 
 
声といえば義太夫節
今日のお二人はとてもクリーンな声質で
もちろん泣きとか入ると渋いんだけど
本当にスコーンと3階席まで響いてきます
これは劇場の構造もあるのかな
息を吸う動きがほとんど見えないのも興味深いです
 
もう一つ通る声
大向うから声がかかるのも久しぶりに聞いて
なんかワクワク感がアップしましたよ♪
 
 
少し前にドキュメンタリー番組で見た緞帳
どれほどの手間がかかって作られていることか!



最後の松緑さんの狐忠信も良かったけど
動きのキレはもっと欲しかったかな
今まで見たのよりはキャラが薄め
でもあの狐歩きはユース良くないとできないよね~
 
東蔵さんは階段がしんどそうだったけど
85歳と聞けばそりゃそうかと
衣装もかなり重いですもんね
 
歌舞伎は型があって
いろいろな決まりごとも多いですが
その中でどう人物像を浮かび上がらせて
お客さんを引き込んでいくか
仁左衛門さんはその上手さが光ります
 
バレエでも 型の美しさ・様式美を見せますが
そこをきっちり見せながらも
キャラクター性や感情を見せられる人が
私は好きですね
 
 
3階席は狭いけど ラッキーにも隣りが空いてて
しかも一幕の後に逆隣りも空いて左右ゆったり
めっちゃくつろいで観劇できました😊
あ〜満喫した💗