パッセのカマ足には
ひざの動きの特性も関係しています
こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく
踊る! 身体のコツ&骨トレーナー さちこです
ちょっと間が空きましたが
先週書いた
股関節でのターンアウトの度合いが
どのくらい横に上げられるか
それを決めるわけですが
ひざを曲げていく間に
さらに脚全体が外に回される
これができると一番いいのです
バレエが上手と言われる人は
そういう基本ができてるわけですね
でも最初のうちはなかなか・・でしょ(^^;
「目指す形」にしたい!!
そういう思いばかりが先行して
つい何かをしたくなるのです
「ひざを(高く)上げる」
そう思うと股関節から脚全体を
骨盤ごとあげてしまいますね
股関節周りを固めてもそうなります
坐骨(骨盤の下の方)が後ろに上がると
股関節は内旋方向に動きやすいく
つま先はひざから離れます
もう一つがひざの動きの特性
曲げるときにひざ下が自然と内旋することです
(伸ばすときは最後に外旋します)
そもそも脚というのはまっすぐじゃないです
股関節・大転子・ひざ・足首を結ぶと
緑の実線になります
ひざを 白の横線で曲げると
緑の点線の方に行ってしまいますが
実際にはそうなりません
ひざの関節で 最初に少し内旋が起きます
ひざ下の脛骨がやや内側に回ることで
大腿骨に沿った方向に曲がるのです
イスに座って ひざを伸ばして上げたところから
ひざを曲げたり伸ばしたりしてみましょう
曲げる最初に つま先の方向が内側に
少し変わるのがわかりますよね
かかとは坐骨の方に向かいます
これは自然に起きるのです
だから何も考えずにパッセに持ってくると
かかとは後ろの方にいきます
そうなるようにできているのです
ただ「曲げる」をやると
つま先はひざの後ろにいきたくなります
そこから つま先をつけようとするので
カマ足 バナナちゃんになるのです
ひざの関節には
曲げているときだけできる動きがあります
内旋・外旋です
イスに座って ひざに手を置いて
かかとを内・外と動かしてみましょう
ひざのお皿の下にある
すねの(脛骨)でっぱりが動くでしょ
これができるから 足の裏が見れるし
こういう動作もスムーズなのです
「付け根(股関節)から回す」
だけでなく
ひざを曲げながら 下の方まで
脚全体を外に回す(外旋する)ことが
動きの中で起きてほしいのです
私はバレエの人じゃないので
見本としてはイマイチですが・・
てか 軸足パラレルですし(^^;
だからといって がんばって回そうとすると
あちこち余分な力が入って
ただ ねじれてしまいます
痛いしつらいですね
自分に合った動きのプランを考えましょう
おそらく・・ですが
「ひざを曲げる」
この言葉は 自然の内旋を起こします
身体が勝手に言葉に反応します
「曲げる」という想いが強いと
内旋を手放せません
立ったところからなら
「ひざが横にいく(横に向かって動く)」
「かかとが軸足に沿って上がってくる」
アラスゴンドに上げた脚を
ルティレに持ってくるのであれば
「小指を軸足のひざにつける」
こんなプランもいいかもしれません
もちろん「きらめく〜」を最初にお願いします
動く前が肝心です(^^)b
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自分の全体が すべての動きに開かれていると
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あなたの身体に無理がなく
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あなたの身体に合った使い方・動き方を学ぶ
「身体を活かす使い方 アレクサンダー・テクニーク」
2月のグループレッスン
4日(土) 13:15〜14:45
8・22日(水) 14:15〜15:45
16日(木) 19:15〜20:45
4日は久しぶりの土曜日開催です
レアなのでこの機会をお見逃しなく!
2月18日(土)は千葉ワークショップ
新宿まではちょっと・・だった方
お待ちしております(^^)