力が抜ける!思うように身体が動く! <踊る身体のコツと骨>

大人ダンサーも身体に無理なくダンス上達☆ 痛みのないダンスを見つけよう

大腿骨頭壊死のこと ~股関節に痛みを起こさないために

前の記事大腿骨頭壊死についてご質問いただきました 何かお役にたつこともあるかもなので 記事としてお返事を書きますね(長いです!) 知らない方のために「大腿骨頭壊死」とは何かですが その名のとおり 大腿骨の頭(股関節)が壊死した状態で 変形性股関節症とは違うものです なぜ壊死が起きるか・・? 病院に言わせると 原因は「不明」です(^_^; ステロイド剤の影響や中毒になるほどのアルコール摂取 以外は不明なのだそうです 起きている状況としては 大腿骨頭の血行不良 栄養を送っている血管の流れが悪くなって栄養不足になり 新陳代謝がなくなり壊死するということらしいです つまり じわじわと起きているわけですね 壊死だけでは何も問題がない場合もありますが もろくなった骨頭が壊れると 痛みやトラブルが起きます 私が左脚に大腿骨頭壊死と診断を受けたのは3年前でした 陥没はしていなくて 表面がザラッとしている感じです いつ頃から始まったのかはわかりません 壊死がわかったきっかけは転んだことです 左脚をひねるような感じで転んで脚が痛くなったので いつもどおり整骨院に行ったときに 「痛みが続くようなら そろそろ変形があるかもよ」 そう言われたのですね 整形に行ってレントゲン撮ると どうも気になったので MRIも撮らせてもらったら・・・見つかりました 原因は不明と言われましたが 私には想像がつきました ずっと左の股関節にはトラブルが続いていたわけですから 当然 その辺りは緊張が起き続けていたはずです それから 座っているときに腰(or胸)を前に押すこと これは股関節を窮屈にします デスクワークでしたから その状態で座り続けたら 血行も悪いはずですよね(^_^; つまり 股関節の周辺はいつも緊張があったわけです これは私の日常的な習慣ですから 病院ではわかりません だから「原因不明」で当然です さて 壊死がわかってしまうと人間は不思議なもので それまで普通にやっていたことが不安になります だって ググったら「難病」とあるし 本当に壊れてしまったら人工股関節なんですよ! 不安になると 首はギュッとなって無意識に力も入り 昨日までは平気だったことが 痛みを伴うようになるのです 面白いですよね~ 幸いにも 私はアレクサンダー・テクニークを学んでいました 関節がスムーズに動くために 本来あるスペースを 窮屈にして狭めないために必要なこと それは 「首が楽で頭が動ける」を思うこと そうすれば 身体全体も長く広くなって 関節は動けるスペースを保っておけるのです これまでも経験的に 「首が楽で頭が動ける」を思うと 痛みを起こさないで動けることも知っていました より丁寧に頭が動けることを思うようにしました 左脚でバランスをとるとき 踊るとき  階段や坂道を下りるなど 下向きの力がかかるとき それとともに 日常的にも関節をゆるゆると動かして 緊張をとるための動きを取り入れました (これが後にボディ・インテグレーションになりますおかげさまで 今も踊り続けることができますし 階段を駆け下りることもできます 一方で どうしても痛みを起こしやすい動きは 極力やらないようにも努めました 壊してしまったら元も子もないですからね ダンスレッスンでも 問題の起きそうな動きはやりません (もちろん先生には事前に伝えてあるので) どんな動きが股関節の痛みにつながるかというと 1:股関節を引き込むような力が働くこと 2:股関節を伸展した状態で重さをのせること 3:イスに座っている時の骨盤の前傾 引き込むというのは 大腿骨を骨盤の方に引くような動かし方 脚を上げるとき 脚を組むとき 膝が身体に近づくような使い方をすると 股関節に大腿骨を引き込むことになります でも 実際にはどの動きも引き込む必要がありません 膝が身体から離れていくことを思いながら 股関節はいつでも動ける自由があることを思いながら ギュッと固めることなく使います バランスを取るときや 安定させようとするときも 股関節と骨盤がガッチリ組まれて スペースがなくなります コアトレ系でキープする時は 力がかかり過ぎるのと 長時間になるので これはやりません 2の伸展というのは 脚を後ろに上げる動きです つまり ももの付け根を前に押すような立ち方ですね 例えば私は左脚が悪いですが この立ち方で右脚のバトマン(脚を高く上げる)をするとき 軸足になる左脚の股関節が痛いです でも 骨盤が伸展無しであれば痛みは起きません これは経験的に知ったことです 踊る人は特に 股関節を伸展させたくなる習慣があります 付け根をまっすぐにしようとしたり 胸を上げることや膝をピンと伸ばそうとすることが 全体のバランスとして付け根を前に押す動きにつながったり 脚を真横に上げようとして身体が開いてしまったり・・・ でも これは股関節にとっては苦しい使い方のようです 前に押すことは 前側の靭帯を緊張させるので 股関節のスペースを狭めるのかもしれません 壊死でなくても 痛みがあったり変形の予兆がある方は 付け根を前に押す習慣は要注意です 首が楽で 頭は一番上でふわふわっと動ける自由があって それに脊椎がついていって長くなることを許して立ちます 股関節を強く伸展させるストレッチは 私は避けています その代わり 別の方法でももの前は伸ばしています 3は つまり付け根を窮屈にする座り方ですね 当然 股関節は圧迫されて痛いです おそらく 血行不良の原因にもなっています 3年経って その間まったく病院は行っていないので 現状がどうなっているのかわかりませんが 活動にはまったく支障がありません 痛みや違和感を感じる時は ストレスがあったり 気圧が下がって 身体が重くなって下がっているとき 頭が身体全体を押し下げて 股関節を窮屈にしています 痛みは身体からのメッセージです その声を聞いたら 自分が何をやっていたのか観察して もう一度「首が楽で頭は動ける」ことを思い出します 身体をどう使って活動するのか その方法は山ほどあります 痛くなる使い方もあれば そうならない使い方もあります アレクサンダー・テクニークは 痛くなりにくい使い方 関節に負担をかけない使い方で動くために とても役立つツールです 壊死が見つかったことで 身体をいろいろ探求しています いつまで踊り続けられるか・・・ 学びは尽きることがありません(^_^) アレクサンダー・テクニークに出会えたことに感謝しています あなたもぜひ体験しませんか 「痛みを抱える人のためのアレクサンダー・テクニーク」 5月30日(土) 13:15~15:45 新宿マイスタジオ 5C 受講料:6,000円(ペア割引10,000円) お申し込みは HPのフォームからどうぞ☆ From AT Dance ~踊る身体のコツを知る!